生涯会議時間3万時間の有効な使い方
私たちは一生で会議に3万時間も使うことになるそうです。
その割に中身のない会議が多くありませんか。
そんな会議を有効に行う方法について書かれた本の話です。
「世界で一番やさしい会議の教科書」(榊巻 亮、日経BP)
会議のプロが実際に使い倒しているであろう実践的なノウハウが詰まっていました。
入社2年目の社員が会社の会議を変えていくというストーリー形式で書かれていますが、新人が会社の会議を変えるというあり得ないような話に一定のリアリティを感じられる程度に、内容は簡潔、かつ、効果的です。
仕事にとりいれて効果を感じること多数です。
当たり前で簡単な内容、しかし、会議のプロとして多くのクライアントを見ている著者から見ても、世の中でキッチリとやっている会社はごく一部。
終わった後に何が成果だったのかわからない
- 会議の終わりに決まったこと、宿題を確認する。
すぐに本題からそれてしまい、時間切れで終わってしまう
- どういう状態になったら終われるのかを最初に共有しておく
- 終われる状態に向かってる議論するよう促す。
議論がかみ合わない
- 書く。議論の記憶に脳のパワーを割かずに全体を俯瞰できるようにする。
参加者が多すぎて内職している人だらけ、発言のない人だらけ
- 「いた方がいいかも」で呼ばない。終われる状態を満たすのにいないと困る人のみを想定して集める。(人によっては、「いた方がいいかも」で呼ばれた会議に参加しないことの方が、重要かもしれません。)
簡単なことを確実にやって、3万時間を有効に使おう
ホワイトボードの書き方から、会議の準備方法まで、具体的で実践的なノウハウが詰まっています。無駄な会議に困っている方には一読をおすすめします。