ブレストは無駄?アイデアを生み出す作法
なんだか無駄が多くてあまり効果がないなとは思っていましたが、
言われてみれば問題は明らかでした。
「SHIFT:イノベーションの作法」(濱口 秀司、ダイヤモンド社)
USBメモリーやマイナスイオンドライヤー等の、画期的な商品を企画してきた著者は、チームで画期的なアイデアを生み出す方法の研究としてある実験を行いました。
チームでのアイデア発想比較実験(制限時間:60分)
チームA
時間中ずっと全員で意見を出し合う。
チームB
一人で考える時間を十分に作る。
チームで優れたアイデアを生むには個人の頭を使いきることが必要
実験の結果は色々な国・人で何度試しても常にチームBの方が優れたアイデアを出すというもの。
チームAは、一見みんなの力を結集しているように見えるが、意見が多く出すぎてしまい、アイデアが発散するばかり。
チームBは、次のように全員が個人の頭でより深く考えながら、チームのアイデアをブラッシュアップするので、優れたアイデアが出せる。
終わりに
とても納得のいく内容です。実験で検証されているのが面白いですね。
一回でやっていた会議を短くして3日に分けても、必要なポイントを押さえれば同じような効果を得られるかもしれません。
チームでのアイデア出しが上手くいかずに困っている人はぜひ試してみてください。